元プロ将棋棋士、桐谷広人さんの波乱万丈人生・投資家の心得を紹介!

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  • 最終更新日:2017年12月26日
  • yasu
元プロ将棋棋士、桐谷広人さんの波乱万丈人生・投資家の心得を紹介!

テレビでおなじみ株式優待を使う為、自転車で疾走するおじさん桐谷広人さんをご存知の方も多いかと思います。
株主優待評論家やタレントとして、そのユニークなキャラクターでとても人気ですよね。
知らない方も意外と多いのですが、桐谷さん、実は元将棋プロ棋士なのです!

あの桐谷さんが元プロ将棋棋士!?とビックリされる人もいるのではと思います。
いろいろな生き方が注目される今の時代に、桐谷さんの生き方に興味を持つ人も多いのでは?
これから「プロ棋士・桐谷さん」、「株式投資家・桐谷さん」のなぞに包まれた私生活も含めて、色々な桐谷さんに迫っていきたいと思います。

元プロ将棋棋士・桐谷広人さん

桐谷広人 将棋

桐谷さんが狭き門を突破し、将棋のプロ棋士となったのは1975年の事でした。
テレビで拝見する姿からは中々イメージしづらいですが、他の棋士の対局をよく勉強、研究、記憶していた事から「コンピューター桐谷」と呼ばれていた時期もありました。

しかしながら棋士にとって致命的弱点である、将棋の終盤が弱く、凡ミスをして負けることが多かったようです。
そんなことから周囲の棋士仲間や将棋記者からは「ひ弱で理屈っぽい」と思われていました。
初心者向け将棋教室の講師も勤めていたし、アマチュアの指導にも非常に熱心でしたが、「ひ弱」という評価は覆せず、棋士仲間からはコケにされていたようです。
桐谷さん自身、そんなレッテルを引き剥がそうと必死に努力を重ねていたとは思いますが、将棋界の実力者、及び権力者である、故米長邦雄元名人に婚約者を寝取られたことを、週刊誌に複数回告発してからは棋士仲間からも総スカンを食らってしまいます。

不器用でも順応と努力をするのが桐谷流

非常に明るい人柄なのですが、いわゆる「要領の悪い人」「生き方の下手な人」なのです。
そのようなトラブルもあり棋士としての桐谷さんは、パッとしない成績の棋士人生を送り、弱いと自動的に引退となるプロ棋士界のシステムもあり、2007年棋士を引退しました。
ちなみに婚約者を米長元名人に寝取られた話は、将棋関連の講演会などでは桐谷さん鉄板ネタになっており、婚約者を寝取られたことに絡め、米長元名人の悪口をこれでもか!!というくらい話しつつ、笑いを取るのが定跡となっています。
婚約者を寝取られ結婚が当事出来なかったことは、米長元名人への相当なる怒り、恨みとなり、桐谷さんのその後の人生に多大な影響を及ぼしました。
そして現在、67歳独身、過去の傷が癒えたのかは定かではありませんが、テレビの企画でお見合いパーティーに出てみたり、婚活をしているようです!
果たして、どのような結果となるか!!

※棋士としての通算成績は327勝483敗。

株式投資家としての桐谷広人さん

株式投資家 桐谷広人

1984年に東京証券協和会将棋部の師範をしていたことをきっかけに独学で株式投資を学び始めたそうです。
1984年と言えばもちろん桐谷さんは現役棋士のはず。
現役時代から将来の生活を見据えて株をしていたんですね。
この頃から現役引退後は株で食べて行こうと考えていたのでしょうか。
一部では先に書いた、米長元名人に婚約者を寝取られたショックから立ち直るため株にのめり込んだという説もあるのですが、どうなのでしょうね。。。

いずれとしましても先見の明がありすぎますよね。
株式投資を行う現役棋士ということで話題にもなり、「財テク棋士」と度々もてはやされ、財テクに関するテレビ番組にも多く出演していました。
しかしその後2006年、そんな桐谷さんに、株式投資の恐ろしさが襲ったのでした。

資産喪失の危機!

当時の株式市場暴落により、約3億円あった株式が一瞬にして1億円まで減ってしまったというのです。
2006年時点で桐谷さん、約400銘柄の株式を保有し、その内約100銘柄が優待株式でした。
そして株式市場の試練はさらに桐谷さんを襲います。
2008年に起きたリーマンショック、そして棋士引退後から頻繁に行っていた信用取引の影響もあり、2013年には最盛期に約3億円あった株式の時価が約5000万円にまで目減りしてしまいました。
このとき桐谷さんは、株についての戦略を見直します。優待、配当銘柄を売らずに持つ投資戦略をより重要視するように。。。

現金をほとんど使わずにいろいろなアイデアを練り、駆使しながら株主優待券のみで生活するというライフスタイルを送るようになります。
たいへんアイデアを練った節約生活、とても気に入っていたのではないでしょうか。

桐谷さん、苦境であった当事について語る!!

桐谷広人

“私も2005年には資産が3億を超えて、翌々年の春のプロ棋士引退をきっかけに信用取引に手を出したら、サブプライムローンで一気に株が値下がったんです。
2008年に雑誌の取材を受けた時には、資産が1億3000万円まで減っていましたね。
もう信用取引はやめようとしましたが、その後破たんしかけたアメリカの投資銀行に公的資金が投入されて、株価が戻ったんです。
なんだ、国が助けるんじゃないかと思って、また信用取引に手を出した矢先、リーマンショックが起こりました”

この時、残った資金は5000万円を割り込んだそうです。
手元に現金がなく、値下がった株を売らなければ生活もままならない。
そんな桐谷さんを救ったのが株主優待でした。

やや専門的な内容ですが、桐谷さんはこうも語っています。

“株主優待の内容はほとんどが株の多寡に関係ないので、とにかく少なく買うのが大事です。
今は一時より株価が上がっていますが、5万円で買える優待株が90社近くありますし、配当と合わせて利回りが4%を超えるものも400社近いでしょう。
分散投資はリスクヘッジにもつながりますし、投資初心者にはこの買い方を勧めています”

さすがは株式投資を長年行い、株主優待の専門家と言っても過言ではない桐谷さんらしい発言ですよね。
桐谷さんから若者やこれから株を始めてみたい人へ、株式投資・株主優待についてのメッセージがありました。

桐谷さんからのメッセージ

“メディアでは株で100億円儲けた人の話も聞くけど、普通の人がそこまで勝つのは無理。だからこそ株価の変動にハラハラするのではなく、株主優待を楽しく使って利回りを稼ぐ。信用取引は“猛獣狩り”、それよりも優待株という種を植え、収穫を得る“農耕生活”を選びませんか?”

自転車乗で爆走しても桐谷さんはやっぱり将棋棋士!!

桐谷広人

テレビの「月曜から夜ふかし」でも取り上げられていましたが、24年間住んでいる部屋はゴミ屋敷予備軍と言っても過言ではなく、本やモノでいっぱいに溢れかけている、生活感全開の部屋。
そして優待券でもらった使わないものがいっぱいです。
実はお金持ちなのに、あまり裕福にみえないところが桐谷さんのいいところですよね。

桐谷さんのお引越し

そんな桐谷さんも、「月曜から夜ふかし」の企画で引越しをすることに!!
本が8000冊、ダンボールにして15箱分だっととか!
勉強家でなければプロ棋士にも株式投資家にもなれません!!

それにしても、将棋棋士の人たちって本当にユニークな方たちが多いですよね。
ひふみんこと加藤九段はもちろんですし、別格の中の別格、羽生永世七冠も性格は穏やかな人格者ですが、オーラ全開の天才ですしね。
桐谷さんだって、いまは株主優待やタレント活動で有名ですが、もともとプロの将棋棋士だった人。
株式を漠然と買ったり、信用取引などのある種危険な買い方の時代は終わったことを自分の痛い経験から見極め、戦略的投資の仕方に変えていったり、
利ザヤのみを狙うバクチ的買い方をせずに、まるで保険を掛けるような株の買い方、つまり株主優待というところに目を付け、楽しく種を植えるような感覚を持ち続けています。

プロ棋士は職業として将棋をしているため、危険と思われる局面でも基本的に保険を掛けるような将棋の指し方をするものなのですが、桐谷さんもまさに元プロ棋士、株式投資からはそんな印象を受けます。

元プロ棋士投資家、桐谷広人の教え。

桐谷広人

1.先を読む
将棋と株、どちらも先を読むことですが、あまり考えすぎるよりも第一感が大事。

2.少しずつでも得をする
将棋は棋力が近いと簡単には勝てないため、少しずつでも得をすることが大切になってきますが、株も毎日の売買で少しでも得することを考えながら売買することが大事。80円で買った株を75円で損切りして、74円で買い直すというようなこともあるようです。

3.得意な形を作る
自分の得意な土俵で戦うのと不得意な土俵で戦うのでは全く結果が違ってくるそうです。

4.辛抱が大切
悪い時にはどう辛抱して先々対処するかが将棋も株も勝負の分かれ目です。
将棋も株も悪いときは苦しいですが、投げやりになれば負けですね。
特に株式投資は悪い時の努力が一番大事。

5.効率を考える
急がば回れと言う言葉があるくらいで、将棋も直接手よりジックリした手の方がいい事が 多いのです。
株も同じでよく動いている株に行くよりも、今は動いていない株を買う方が安全で 効率が良い事が多いようです。

6.全体を見る
一番大事な部類に入るのではと思うのですが、部分的な視野より全体を見ることなのです。
将棋も詰め将棋など部分的には優れていても勝負に弱い人はいます。
全体を見て良い手を考えることなのです。

桐谷さん、株主優待指南書3選

桐谷広人 本

桐谷さんの株主優待生活

株式や株主優待に関心のある人向け、株主優待入門書。これから株を始めたい人に最適。
角川書店:発売日:2013/10/1:定価 1,404円

桐谷さんが教えるはじめての株主優待

はじめて株主優待にチャレンジしようと思っている人たちに勇気を与える一冊。株主優待入門書。
総合法令出版:発売日:2013/11/21:定価 1,296円

桐谷さんのもっと儲かる株主優待生活NISA対応版

桐谷広人さんの暮らしまるごとすべてが一冊に。初心者も優しく学べるネット株活用術。NISAや桐谷さんがオススメする最新の優待株情報も満載。
KADOKAWA/角川書店:発売日:2014/10/1:定価1,300円+税

  

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